帝都怪奇譚⑤

犬神と譽と暁は、とある一つの答えに辿り着いた。 夏目美鈴の毎日の愉しみは、放課後の密会だった。佼しい彼女は男子生徒から人気があったが、美鈴はそれには目もくれず、授業が終わるとすぐに校庭に向かった。そして間諜のように辺りを見渡すと、校庭の木の…

帝都怪奇譚④

佐久間は今日の放課後にでも鵺野に掛け合って封鎖を解くと約束した。譽たちは今日一日、弁論部室を間借して活動を行うことに決めた。結城は最初見るからに不服そうな気色だったが、犬神が頼みこむと気安く間借を了承した。 ザカライアと中也も呼び寄せ、四人…

帝都怪奇譚③

誉はひどい眠気に押されて、梢が去るなりソファに寝ころんで泥のように眠った。昨晩のように夢は見なかったが、黒々とした闇の中に取り残されたような寂寞とした思いが睡りのさなかにも感じられた。この事件に関わることで、自分が常闇のほうへ押し出される…

帝都怪奇譚③

誉はひどい眠気に押されて、梢が去るなりソファに寝ころんで泥のように眠った。昨晩のように夢は見なかったが、黒々とした闇の中に取り残されたような寂寞とした思いが睡りのさなかにも感じられた。この事件に関わることで、自分が常闇のほうへ押し出される…

Don't foregive me.

晩夏のある日、サウラン・カーランド郊外ホボロ湖畔のフォードの車中で、二人の美しい少女の遺体が発見された。第一発見者のコニー・マッケンローは近くに住む農家の息子で、彼はまず最初に二人の遺体を写真に撮って地元の新聞社に売りつけた。 写真はたちま…

1230

昨日から精神科病棟に入院した。 最初の1日目は寂しくて帰りたかったけれど、2日目からは苦じゃなかった。 私はずっと独りだったけど、ここには同じように孤独な人がたくさんいて、とても安心する。 今は家にいる時より穏やかな気持ちだ。 パソコンのネット…

1223

入院が29日に決まった! ワアッと思うほど嬉しかった。もういい加減、一人で眠るのに飽きた。 父は離婚してから毎年、年末になると有馬温泉と高級な宿をおさえて連れて行ってくれる。今年は大みそか、有馬温泉に行くことになっていた。 けれども、先述のよ…

1217

もうすぐ年が終わるなんて気付かなかった。ペルソナ4Gずっとやってたから。 今は健康。でも夜寝るときはかならず泣くことにしてる。 本当はママって甘えたい。でもママはそばにいない。ママ会いたい。 今朝はやく起きて、入院するかもしれない精神病院にい…

1204

Z会申し込んだ。 ちゃんと勉強できるだろうか。また発狂して,次こそ死んだりしないだろうか。 そればっかり怖くて教科書が開けない、 勉強恐怖症だ。 みんなイイナ 他人とちゃんと関係が築けて。 私は大勢の人の輪にいると頬の筋肉が震えちゃうの ワッ!て…

1202

ペルソナ4クリアした 主人公たちが、わたしが体験したことない青春を謳歌してて吐きそうだった でもみんないい奴でエンディングでクソ号泣した 引きこもりなのに 明日なんもやることないしお風呂も入ってない 4日会社の産業医の面談しなきゃいけないけどもう…

1202

ペルソナ4クリアした 主人公たちが、わたしが体験したことない青春を謳歌してて吐きそうだった でもみんないい奴でエンディングでクソ号泣した 引きこもりなのに 明日なんもやることないしお風呂も入ってない 4日会社の産業医の面談しなきゃいけないけどもう…

1201

朝起きて、遠くの図書館に行った。 外は寒く、iPodの充電は切れていた。 降りる駅を間違え、とても歩いた。 電車には人がたくさんいて嫌だ。 本が好きな人間はほとんど人間嫌いなのだから、図書館は、郊外の、静かな住宅街に作ればよいのに。あんな都会に作…

1129

ずっとこの生活なのかと思うと不安でたくさん泣いた 虚しいしひどく身体が怠い 私は眠っているのだろうか いつ目覚めるのだろうか 簡単に、なんとかなるなんて言われても胸が詰まるだけだ

1127

健康で文化的な最低限度の生活がまったく送れない。歯磨きができない。お風呂に入れない。顔を洗えない。字が書けない。 私は本当に障害者になってしまったんじゃないだろうか? 明日病院に行く。このことを話せば何か好転するだろうか。 会社に所属している…

1126

汚い話で申し訳ないけれどもう2日はお風呂に入っていない。顔を洗うのも数回だけだ。着替えはできないし、美容院は4か月行っていない。まるで乙女の様相ではない。 薬が変わってから心は楽になったけれど肝心の悩みの種は消えていない。進学の事だ。勉強すれ…

1125

昨日病院に行って薬を強くしてもらったら心がとても楽になった。ただ、昼間まで眠気が続いて仕事にはならなかった。仕事は大嫌い。辞めようかいつも考えているけど踏ん切りがつかないのも本音だ。 免罪符だけを欲しがっているようだ

1120

今の私の生活は世間に許されないだろう。 こんな生活は真人間のするものじゃない。堕落して、腐敗して、死人めいている。私は糾弾される。泥棒と。悪人と。 そして時折私は狂人になる。脳の隅の一部には理性があり、私は俯瞰的にその狂的な真似を見ている。 …

1119

一昨日の夜、睡眠薬と抗鬱剤を十五錠くらい嚥んで、それからずっと眠っていた。父が会社のほうに今週中休ませてもらうよう電話してくれていた。私は誰にも救えないと思うし、私自身も私を救うことができない。私のような人間はまったく生きることに向いてい…

1117

昨日1日仕事に行っただけでひどく疲れ、お風呂も歯磨きもせずに眠りこけたのにもかかわらず、朝になっても眠気が取れず、結局仕事を休んで眠った。夜までずっと眠った。生理だった。 会社を辞めようかと父親に相談した。あるいは結婚しようかとも言った。し…

1116

山田花子の自殺直前日記を注文。 買うかどうかずっと迷っていた(引きずられてしまいそうだから)が、とうとう買ってしまった。 仕事でミスをするたびにヒヤ〜ッと心臓が縮こまって脳天に包丁を突き立てたくなる。精神が社会に侵されて、身体を社会が殺しにき…

1115

朝起きて友人の通う大学の学祭に行き、そのあと友人とアニメイトへ行って帰ってきた。友人は高校からの仲なので出会って5年くらいになる。 5年くらい付き合いのある友人は四、五人いて、彼らと会うと、大胆な考えができなくなって、つらくても今の生活を続け…

1114

日頃の睡眠不足を解消するため、今日はほとんど眠っていた。低気圧のせいでひどい吐き気と頭痛に襲われたが、心は幾分楽であった。 睡眠が足りている時と足りていない時では考え方が180度変わってしまう。私は睡眠不足の時は非常に投げやりで大胆で、ある意…

1113

3日ぶりに会社に行った。溜まった仕事を片付けていたが、時折パニックになって言葉が思い出せなくなったり、酷い腹痛や頭痛、何連勤もしたような疲労感で打ちひしがれた。 同期の子たちは心配してくれているが、とても人と談笑できるような心ではない。これ…

1112 鬱について

私は鬱病だ。 風邪やリウマチ、ヘルニアなどと違って、鬱病は気軽に人に告白できない風潮のある、それなのに見渡せば多くの人間を悩ます秘められた病だ。 診断を受けたのは高校生のときだったけれど、実際予兆のようなものは小学生のころからあった。今思え…

1111

これは一体誰の人生なのだろう?私はとにかく失敗しないように失敗しないようにと綱渡りするような気持ちで生きてきた。失敗というのは恥だ。他人に哀れまれることだ。受験も就職もそうだ。 そうしているうちに私の人生は私のものでなくなってしまった。私の…

1110

会社を休み、朝9時に起きて精神科に行った。産業医に転院を勧められて紹介状がどうしても必要だったのだ。そんなことをしても無駄なのになぁ、だって私は社会に適合できない脳の人間なのだから。環境や人間関係ではなく生まれつきなのだ。そう思いつつも紹介…

1109

pm16:02 気分が悪い。朝からずっと。いや、生まれてからずっと。 東京に行きたいが行くあても無いしやることもない。○○が仕事をやめて東京へ行ってしまった。○○はとても楽しそうだ。私はずっとくすぶっている。大みそかは父が有馬温泉に行くと言う。私は父を…